結城奈央

福島県福島市出身

2歳より母のもとでピアノを始める。

東京藝術大学音楽学部器楽科卒業後、渡独。

国立ベルリン音楽大学ハンス・アイスラーを最高得点で卒業、ディプロマ取得。

ヨーロッパヤマハ事業団による「ドイツ国内音楽大学生のための奨学金コンクール」にて奨学生に選ばれ、奨学金を授与される。

第18回カルレット国際ピアノコンクール優勝

第17回ブラームス国際コンクールピアノ部門優勝

留学中、室内楽パートナーと共に世界的ヴァイオリニストであるイヴリー・ギトリス氏のマスタークラスを受講。修了コンサートに選ばれ、Konzerthaus Berlinでの演奏機会を得る。

また、現代音楽講座や現代音楽コンサートにも出演し、イスラエル人作曲家ロン・イェディディア氏のピアノソナタ第3番“Outcries”を日本初演した。

ベルリン・スタインウェイハウスでリサイタルを開催、その後帰国記念リサイタルを福島・東京・仙台で開催し、いずれも好評を博す。

これまで日本・ドイツ・スペイン・ニュージーランドにおいてソロリサイタル・ピアノコンチェルト・室内楽コンサートを開催。

ピアノを手塚真人、田邊融、故三浦洋一、岡野寿子、佐藤俊の各氏に、室内楽を岡山潔、コンラート・リヒターの両氏に、歌曲伴奏法をコンラート・リヒター氏に師事。

ベルリン音楽大学にて、ピアノ・室内楽をMichael Endres、Gabriele Kupfernagel、Stefan Picardの各氏に、歌曲伴奏法をWolfram Rieger氏に師事。

Aviram Reichert、Kevin Kenner、Georg Sava、Henri Sigfridssonの各氏のマスタークラスを受講。

演奏活動の他、各地でのレクチャーコンサートや後進の指導にも力を入れている。

2016年9月に福島で開催したリサイタルでライブレコーディングをした2ndアルバム「あの日のために」を同年12月に発売。作曲・編曲家の梶谷修氏の曲を収録し、東日本大震災の復興支援を兼ねたCDになっている。時間を経て演奏出来る曲が収録されている。